市場と時間について

月曜日の朝は少し緊張する。
土日休場明けの月曜日の始値が、金曜日終値からずれていれば、窓が開くという状態になる。

近頃は大統領選挙やコロナで週末大きなニュースが出るかもしれないので、念のため、週明けにポジションを持ち越さないようにしているが、ポジション保有の有無にかかわらず、月曜日開場後は、しばらくは値が安定しないため、ドキドキしながらチャートを見ている。

窓埋めという言葉もあるくらい、FXでは一度記録した価格に再びタッチすることが多い。

たとえ、窓あきギャップがあったとしても、肌感覚的には10中7回は、その日のうちにギャップが埋まる。

だから、窓あきする確率が一番高い月曜日はチャンスともいえるのだ。

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よくよく考えれば、市場と時間は関連性が深い。

ここ台湾にいると、だいたい次のように市場は動いていく。

朝8時には、日本市場が開いて最初のトレンドの方向性が出る。

朝9時になると、上海・香港市場が開いて、もう一回トレンドの方向性に修正が入る。

昼13時くらいになると、中東あたりが開いて、それまでの流れとは違うトレンドが出る。

夕方16時くらいになると、これまでとは、また違うトレンドが生まれる。欧州時間が始まるのだ。

この流れがおよそ19時あたりまで続く。欧州時間では、アジア時間とは全然違う流れになることも多い。

19時から、ニューヨーク時間が始まる21時ころまでは、場がダレる。

誰も、ニューヨークの始まる前にリスクポジションを保持したくないから上に行ったり下に行ったり、、、

ニューヨーク時間が始まると、これまでとは値幅も段違いに大きくなり、動くスピードも速くなる、参加するプレイヤーもお金も大きくなるからだ。

もちろん、ニューヨーク時間はボラティリティも大きいから、この時間にトレードする方が大きく稼げるかもしれない。

でも、動く幅は狭く、スピードは遅くても、ゆっくり動く早朝のチャートの流れの中で稼いでも、お金はお金だ。

思うに、海外FXでのリスクコントロールは、利用者の永遠の課題である。

取引ロット(レバレッジ)や損切りについては、よく言われるが、ここに”取引時間”というのを加えても良いと思う。

単純な話、アジア時間とニューヨーク時間は、一般道と高速道路くらい違う印象がある。

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